ロリポップの「ハイスピードプラン」について解説 大規模WPブログも余裕の高速プラン
コストパフォーマンスの高さで人気のレンタルサーバー「ロリポップ!」より、
ハイスピードプランと呼ばれる新しいプランが登場しました。
この新プランはその名の通り、サーバーのスピードを重視したプランです。
従来からのロリポップレンタルサーバーには、「Apache」と呼ばれるサーバーソフトウェアが使用されていますが、
Apacheは古くからあるという点で安定性には優れているものの、
大量アクセスにはあまり強くないという欠点がありました。
しかし今回登場したハイスピードプランには、第4世代のサーバーソフトウェアともいわれる
「LiteSpeed」が採用されており、例えばWordpressのような重くなりやすい環境で大量アクセスが来たとしても、
高速で安定した運用が可能になります。
Wordpressでそこそこアクセスのあるサイトを運営しているという人、
またアクセスアップを目指してサイト運営を行っているという人には、これ以上にないプランだといえるでしょう。
高速かつハイスペックなプランではありまですが、お値段はロリポップらしくお手頃なところが魅力です。
というわけで以下、ハイスピードプランについて説明していきます。
※掲載価格は税込みです。
ハイスピードプランの主な仕様
以下、2021年2月4日時点でのハイスピードプランの主なサービス内容を掲載します。
以下の内容は提供されているサービスの一部であること、
また今後サービス内容が変更となる可能性もあるため、正確な仕様については公式サイトにてご確認ください。
|
ハイスピードプランのサービス内容 |
月額 |
550~1100円 |
容量 |
320GB |
転送量/日 |
600GB |
SSL |
無料SSL対応 |
独自ドメイン |
無制限 |
MySQL |
無制限 |
SQLite |
○ |
簡単インストール |
WordPress、ownCloud、EC-CUBE、baserCMS、Bootstrap |
7世代バックアップ |
有料で利用可能 |
電話サポート |
◯ |
商業利用 |
○ |
※記載の内容は、2021年2月4日時点で確認の情報です。
※記載の価格は税込表示です。
550~1100円の月額料金に加え、契約時に初期費用が別途かかります。
ただし現時点(2021年2月4日時点)では、初期費用0円で契約することが可能。いつまでかはわかりませんが、
現時点で申し込みを検討されている方にはお得感が大きいです。
月額料金の詳細については、1か月および3か月契約だと月1100円がかかりますが、6か月契約以上だと月550円と安くレンタルできるようになります。
この月550円という料金は、一つ下のプランであるスタンダードプランの月額料金と同じであり、
ハイスピードプランのスペックの高さを考えると、驚きの低価格設定だといえます。
ある程度の期間サイトを運営しようと考えているのなら、最初から6か月以上の契約を行った方がお得です。
というわけで以降、ハイスピードプランの特徴となる部分について解説します。
高速なLiteSpeed(ライトスピード)を採用
冒頭でも述べましたが、新しく登場したハイスピードプランには、
LiteSpeed(ライトスピード)と呼ばれるサーバーソフトウェアが採用されています。
このLiteSpeedとは、Apacheで使用している機能をそのまま利用できるという互換性の高さを備えながらも、
Apacheの数十倍もの高速化が実現できるとして今注目されているWebサーバーです。
大量アクセスに強い「Nginx」をも凌ぐ性能を発揮できるともいわれており、海外はもとより、
国内サーバーでも導入例は増えています。
具体的にどのようなメリットがあるのか?ですが、
Apacheを使用したロリポップの従来プランでは、Wordpressでブログを運営しているような場合に大量のアクセスが来ると、
捌ききれずに遅くなりやすいという欠点がありました。
もともとWordpressはサーバーに負荷のかかりやすいCMSであるため、アクセスが増えると重くなりやすいんですね。
しかしLiteSpeedを採用したハイスピードプランでは、そのような心配が限りなく小さくなります。
サーバー自体が高速であることに加えて、Wordpress用に提供されているLiteSpeed専用のプラグインを利用することで、
さらにキャッシュによるWordpressの高速化が図れるようになっています。
大規模サイトを運営されている方はもちろんですが、
特にWordpressでそこそこアクセスのあるサイトを運営している方にとっては、
速度面でかなりメリットが大きくなるはずです。
ちなみにロリポップのサーバーでは、今回のハイスピードプランのほか、
エンタープライズプランがLiteSpeedを採用しています。
エンタープライズプランが月額2200円~かかるプランだという点を考えると、
ハイスピードプランはかなりお得感が大きいといえるのではないでしょうか。
高速かつハイスペックなのにお値段は手ごろ
もともとロリポップは他社のサーバーに比べると、全体的にお値段が手頃で利用しやすいイメージがありますよね。
Wordpress利用時の大量アクセスには強いとはいえないものの(特に下位プラン)、
それでも「安くてコスパが優れている」という点でいまだに強い人気を誇っています。
私のまわりでも、安さでロリポップを選択しているという人は多いです。
今回のハイスピードプランに関しても、他プランに比べるとかなりハイスペックであるのにもかかわらず、
価格は変わらず割安感があります。
ストレージにはSSDを採用し、WebサーバーにはLiteSpeedを採用することで高速な環境を実現しているのにもかかわらず、
月額550~1100円という低価格設定を実現しています。
長期契約すると月額550円になるなど、下位のスタンダードプランの料金と変わらない所も魅力がおおきいです。
いくら高速でも価格が高いのはちょっと…というサイト運営者の方は少なくないと思いますが、
月額550円程度であれば負担感なく利用できるのではないでしょうか?
他のプランと同様、ハイスピードプランも10日間無料でお試しできますので、
ハイスピードプランが気になる方はまずお試してみると良いでしょう。
初期費用が無料!
あくまでも現時点(2021年2月4日)の価格設定となりますが、
ハイスピードプランを契約する際に必要となる初期費用が、現在0円となっています。
月額費用のみで契約できるため、非常にお得です。
いつまで初期費用が0円なのかはわかりませんが、
ハイスペックなレンタルサーバーをお探しであるのなら、お得な今のうちに試してみて損はないと思います。
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